遺言作成の流れ

 ここでは、当事務所に遺言作成手続きをご依頼いただいた場合の、事務手続きの流れをご説明いたします。

 遺言作成手続きはお客様の遺言内容等により注意する事項もさまざまなため、実際は本例のようにスムーズにいかないケースも多いですが、一般的な例としておおまかな流れをつかんでいただけるかと思います。

お客様の状況をお聞きいたします
お客様の状況をお聞きします
 まずは、お客様の状況を多方面から聞き取りいたします。

 財産の分割方法についての事はもちろんの事、相続人の人数や関係、負債の状況、遺言書作成のきっかけなどをお聞きして、遺言書を作成していただく上で検討していただく事項の整理と懸案事項の洗い出しを行います。

行政書士からのアドバイス
行政書士からのアドバイス

 事業を行っておられる方や財産の大部分がお金に換金しにくいものである場合には、遺言内容もトラブルにならないような配慮が必要です。
 また、負の財産(ローンや借入金等の負債)がある場合にも、遺言作成には注意が必要です。
 
財産の調査を行います
財産の調査
 遺言を行う上でもっとも注意する点は遺留分と財産の分割方法です。
財産を分割する上で、できれば遺留分侵害をなくした上で、争いになりにくい内容にした方が、残された相続人にとっても幸せなケースも多いと思います。
 遺言書作成前にこういったトラブルになりそうな芽を摘むためにも、財産の把握は必要となります。(当事務所で支援をいたします)
行政書士からのアドバイス
行政書士からのアドバイス

 遺言書がある場合でも、遺言の内容についても争いになる場合がありますので注意が必要です。
 遺留分を侵害した遺言書にするつもりがなくても、結果的に遺留分を侵害していたり、遺言書に明記しなかった事で相続トラブルに発展するケースもありますので、これにも注意が必要です。
 
遺言書の内容を考えていただきます
遺言書作成
 遺言の内容について協議をしていただきます。

 遺言の内容は財産分割に基づくものだけではなく、それ以外の文言も入れておくほうが相続人間のトラブルに発展しない事もありますので、記載には相続人にも配慮する事をお勧めします。

行政書士からのアドバイス
行政書士からのアドバイス

 遺言書の法的効果が発生する内容は出来るだけ「誰が見ても同じ意味に取れる」ように記載する事をお勧めします。
 見る人によって意味が違うように取れる玉虫色のような遺言書は、トラブルの元となるので出来るだけ避けた方が無難でしょう。
 また遺留分は出来れば侵害しないような内容にする事をお勧めします。
 
遺言書の作成をしていただきます
遺言書作成
 当事務所にて遺言内容の文書案を作成いたしますので、正式な遺言書を作成していただきます。
 なお、公正証書遺言や秘密証書遺言の場合には、公証人との調整等手続きに関する支援を行います。

 これにより遺言書作成は完了です。作成後は遺言書の保管場所の検討と相続人等へ遺言作成の旨を伝えておくのも良いでしょう。

行政書士からのアドバイス
行政書士のアドバイス

 遺言書は形式が厳格に定められておりますので、その形式に則った処理を必ずいたしましょう。
特に自筆証書遺言の場合は、保管方法を含めて遺言書自体が無効となる危険性も大きいため、注意が必要です。
 
 遺言と1口に言っても、お客様の状況によって対応策はさまざまです。当事務所では依頼される方のご希望やお話をじっくりお聞きした上で、現状などさまざまなケースに対応して最適な手段での手続きを提案いたします。
 つまり当事務所はお客様のご希望を勘案し、最適な方法を見つけ出す事を最優先いたします。決して手続きの簡便さやスピードのみ考えて、画一的に処理はいたしませんので、ご安心ください。


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